まず、ゲームのことを語る前に昨年日本で地震が起きて今なお不自由をしている方やお亡くなりになられた方や行方不明の方もまだおられると聞いております。その中でまだこうやってサッカーをやる中で自分たちに何ができるのかと言うことを考えて今日も来ていただいたサポーターや試合を観ているファンの方々に感動をさせるプレーをということで選手にはサッカーをできているということに喜びを感じながらプレーしてほしいということを伝えました。

　熊本のホーム開幕戦ということもあったし前節も負けているという状況の中で気持ちの入った試合をしてくるだろうという分析をしていました。そして３バックで来るであろうという予測の中で、熊本のやりたいポゼッション・ビルドアップに対してプレッシャーを高い位置からかけることは前半はできていました。また、そこからゲームを動かす事ができて前半は非常にいい内容のゲームだったと思います。

　ただ、後半の立ち上がりにリスタートから中に仕掛けられて熊本のやりたい細かいパスからのフィニッシュでやられてしまい、その後も我々の不用意なミスから失点したということに関して言うと前節の岐阜戦でいい流れの試合運びをしていた時に失点してしまったことは改善しきれなかったのかなという印象はあります。

　その後に関しては熊本がホームのやり方で押し上げなどでなかなかリズムができませんでした。交代枠で奥山、ケニー、岡野と使いましたけれども彼らの持ち味を発揮することなくゲームは終わってしまったという印象です。

　全体的に我々が前半、やりたいことができたということからいうと、後半立ち上がりの10分間の内容について考えていかないといけないと思います。